前回の記事では、プライベートIPアドレスについて簡単に解説しました。IPアドレスの世界にはプライベートIPアドレス以外にも用途が決まっているアドレス帯があります。それが、 シェアードIPアドレス( シェアードアドレス)です。
IPv4のアドレスが不足していく中で、家庭や企業内でプライベートIPアドレスを利用するのと同様に、ISP(回線事業者)ごとに分けたネットワークを構築するというアイディアが生まれました。そうすれば、家庭や企業で最低1つ必要になるグローバルIPアドレスを減らすことができますからね。
ただ、このISP内のIPアドレスはプライベートIPアドレスというわけには行きません。プライベートIPアドレスだと、家庭、企業内のIPアドレスと重複してしまう可能性があるからです。そのため、新たに払い出されたIPアドレス帯がこのシェアードIPアドレスです。
具体的には以下のアドレスになります。
100.64.0.0/10
もし家庭用ルータのIPアドレスが上記アドレス帯であれば、これはシェアードIPアドレスでインターネットから直接はアクセスできない、と判断できるわけです。
参考サイト
シェアードアドレス 日経XTECH
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